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小森 利絵 フリーライター えんを描く レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。 |
誰宛てでもないお手紙「年末迫る、ある日」 |
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今を生きる“わたし”から、同じ今を生きる“誰か”に向けて書く、誰宛てでもないお手紙。
知っている誰かだから書けることがありますが、具体的な誰かではないからこそ、その時々に感じたり思ったり考えたりしたことを書けるということもあります。そんなふうに、誰宛てでもなく、気ままに書いたお手紙を、時々掲載しています。 今回は私、小森利絵が書きました。「年末迫る、ある日」のお手紙です。2024年12月中頃に書きました。 ![]() このお手紙を読んでくださっている、あなたへ
こんにちは! 「12月になった」と思ったら、あっという間に半ばに。今年ももうすぐ終わりそうですね。いかがお過ごしでしょうか? 今日はひさしぶりに、「誰宛てでもないお手紙」を書きたくなりました。ほかの人にとっては「それがどうした!」という話なんですけど・・・・・・私にとっては「おぉっ!」と心が動いた、小さな出来事があったからです。 ![]() 私はこの数カ月、左半身に不調を抱えています。「どうして、不調なのだろう?」と病院に行ったりしながら、引き続き、様子を見ているところで。そんな日々の中で、気づいたことがあります。
私は右利きだから、何をするにも右手ばかり。むしろ、疲れることがあるなら、右手・右半身なんじゃないのか。 無意識のうちに、そんなことを思っていたのです。しかし、左半身の動きを意識して追ってみると、どれほど負担をかけてきたのかがわかりました。 ![]() たとえば、部屋のドアを開ける時、左手を使っています。肩掛けポーチをこの数年使っていますが、常に左肩に掛けています。仕事で記録写真を撮影する時、カメラのシャッターを押すのは右手ですが、重いカメラを支えるのは左手なんです。自転車に乗った時も、立ち止まる時は左半身に重心を置いています。
そのほかにも、あぁ、こんなところで左半身が・・・・・・と気づいたところがありまして。なんと、左半身にお世話になっていることか。それなのに、感謝の気持ちを持ってこなかったのです。右半身ばかり頑張っているじゃないかとさえ思ってきたのです。 ![]() 今までないがしろにしてきた左半身……今までの分も含めて「ありがとう」を伝えているところです。
何を真剣に、こんなことを書き綴っているのだと思われるかもしれません。私もそう思います。そんなふうに、どんなに身近なことでも・・・・・・いや、身近なことほど、意外と見えていないことが多いのかもしれないとはっとしたんです。思い込みがありますし、目立つもの・派手なものにばかり反応してしまいがちです。私の左半身のように、日々静かに頑張ってくれている存在に気づける人でありたいと、年末近くになって感じていたところです。 最近、どんなことで心が動きましたか? どんな気づきがありましたか? また、よろしければ、教えてくださいね。それでは、また。 小森利絵より ![]() ★「誰宛てでもないお手紙」を募集!★ 「誰宛てでもないお手紙」を書いて送ってくださいませんか?①具体的な誰かではないけれど、今を生きている誰かを想ってお手紙を書いてください。もし掲載OKでしたら、お送りいただいたお手紙を今回のコラムのように紹介させていただきたいと思っています。 ②あなたからお送りいただいたお手紙は「誰か」に届けます。その代わりに「誰か」から届いたお手紙を、あなたにお送りします。 ご参加してくださる方は「loopdraw☆yahoo.co.jp(小森)(☆を@に変更してください)」までご連絡ください。随時募集中です。 |
![]() 小森 利絵
フリーライター お手紙イベント『おてがみぃと』主宰 編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。 HP:『えんを描く』 家族や友だち、仕事仲間、お世話になっている人、出会う人・・・・・・日頃、おしゃべりしたり、メールしたりして、気持ちや思いを伝え合っているつもりでいても、心に秘めたままのものがあったり、言葉にするのをためらっているものがあったりするものです。中には、自分でも気づけていない気持ちや思いもあるでしょう。 お手紙は、日頃は言葉として出てこない気持ちや思い、それに気づいて、認めて、改めて伝えるきっかけをくれるような気がします。なぜなら、お手紙を書く時間というのは、相手に思いを馳せて向き合うとともに、自分自身とも向き合うことになるからです。 お手紙を書くこと、やりとりすることで、「あ、わたし、こんなことを思っていたんだ」「あの人、こんなことを思ってくれていたんだ!」「あの出来事、こういうふうに感じていたんだ」と気づく機会となり、再びコミュニケーションを重ねていく“はじまり”のきっかけにしませんか? 本書は、著者の日常にある“お手紙というものがある時間”について書き綴ったエッセイです。この本を読んで、「あの人、元気にしているかな?」「あの人に改めて『ありがとう』という気持ちを伝えたいなぁ」など、ふと顔が思い浮かんだ“あの人”にお手紙を書いてみようかなぁと思っていただけたら嬉しいです。⇒amazon 『関西ウーマン』とのコラボ企画で、一緒にお手紙を書く会『おてがみぃと』を2ヵ月に1度開催しています。開催告知は『関西ウーマン』をはじめ、Facebookページで行なっています。⇒『おてがみぃと』FBページ |
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