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上野 美穂 小豆島 空き樹バンク プロジェクト主宰
教育と国際協力のフィールドで20代を過ごし30歳で看護師へ。2018年小豆島の風土に心奪われ移住。『小豆島空き樹バンク』プロジェクト主宰。魅力溢れる日本の田舎をもっともっと沢山の人に知ってもらいたく日々奮闘しています。
こちら瀬戸内、小豆島! ライフスタイル 2020-06-03
なにもないけど、なんでもある
『どうして小豆島に?島に移住しようと思ったの?』

移住者は確実に、そして何度も聞かれる質問でしょう。

理由は様々ありますが、一番は海も山も近くにあり穏やかで美しい自然を日常生活にしたかった からです。そして、そんな視点で様々な土地を歩く中で出会ったのが小豆島だった、ということ。
都会の面白さは勿論あるし、美術館もセレクトショップも映画館もこの島にはないけれど(そして私自身そういうものも大好きだけれども)それよりも、アウトドアが日常になり、装備が知恵によって補われ、里山の良さを見つけ出せるような生活がしたかった、というのが大きかったです。

島に暮らす地元の方のなかには『こんな何もないところに』とおっしゃる方もいますが『なにもない』わけはないし、むしろ人工物の限りなく少ない、なにも無いと表現するここには無限の可能性があって、むしろ『無い』事に価値があるのですよ、とお答えしたい。

島生まれの笑顔の素敵な青年が立ち上げた SHIMA ASOBI は、まさにそんな価値観を体現するアクティビティが溢れています。

<島アソビの事なら彼らにおまかせ!>
島の北部、小部という集落にシマアソビのベースキャンプがあります。島内でも観光のメインとされる南部に比べ、静かで抜群に自然の美しい地域です。

そこを拠点に島生まれ、島育ちの二人の青年が中心となって展開しているシマアソビ。

SUP、キャンプ、ハイキングなどのアクティビティを体験でき、個々のグループの要望に沿ったオーダーメイドな島の遊び方を提案してくれます。コロナウイルス感染の現状を加味し対応しつつ、2020年6月より本格始動です。

先日、SUP初心者向け講習もして頂きつつ海上散歩を楽しんできました。凪の海面を滑るように進み、透明度の高い水面下には黒鯛が。近隣の小島を一周して戻る半日の体験SUP。島の良さを十二分に味わえるひとときでした。
オリーブ、素麺、醤油、アート・・・の小豆島に新たに加わった『アソビ』。

この開放感を是非皆さんに体験してほしいです。初心者から経験者まで、レベルに合わせた指導と体験プランを提案してくれることでしょう。

そんな彼ら、先日はSUPに荷物を積み無人島に向かいキャンプなどして遊んでいました。

最高すぎますね。

野外が気持ちのいい季節になり、島に移住してくる時に買ったマイSUPも大活躍です。
実は最近、海まで徒歩10秒の家に引っ越しました。出勤前SUP、帰宅後SUPも出来ちゃう海好きには堪らない好立地(笑)。

お家は築?十年の古民家ですが、あれやこれや、しんどくない程度に手をいれて暮らしています。

前に住んでいたエリアに比べたら、ほんとうに静かでローカルな場所です。

飼い猫はどこを彷徨っているのか、朝から晩まで周辺で遊んでいるようで全く帰ってきません。そして気付くと別の猫が家に居たりします。

ローカルなエリアではありますが、徒歩圏内に珈琲豆のお店、美味しいお菓子を焼く人、心と身体のケアをしてくれるセラピストさんが住んでいたりする素敵なところです。

世の中同様に在宅時間も増えました。日がな何かを拵えています。それはそれで良い時間だな、と思っています。

<古民家暮らしは虫との戦い>
次回は、そんな古民家で暮らすスローなようで『いや!結構忙しい!!』日々の暮らしを紹介出来たら。

小豆島に移住して住み始めた所より、ここはさらにローカルなエリア。夜間は街灯も少なく真っ暗で、聞こえるのは波の音です。

なんでもある都会の夜空に見えない星空は、なにもないからこそ見えるのですよ。
profile
上野美穂
『小豆島 空き樹バンク』
プロジェクト主宰

山形県庄内町出身。実家は養豚農家。教育と国際協力のフィールドで20代を過ごし、30歳で看護師へ。関東の救急病院で働いていましたが、2018年小豆島の風土に心奪われサクッと移住。余暇を利用し『小豆島 空き樹バンク』プロジェクト主宰。

休日は猪の解体をしたり、山の縦走を試みたり里山生活を満喫中。魅力溢れる日本の田舎をもっともっと沢山の人に知ってもらいたく日々奮闘しています。
上野美穂
FB:https://www.facebook.com/miho.ueno.10

小豆島 空き樹バンク
Twitter:https://twitter.com/gaL964cw4QcXYGx

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