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小森 利絵 フリーライター えんを描く
レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
おてがみじかん ライフスタイル 2018-12-28
年賀状の代わりに「寒中見舞い」
あと数日で、今年も終わりますね。みなさんは年賀状を書きましたか? 「もう投函した」という人、「今から」という人、「年賀状は出さない」という人もいるでしょう。私は「今から」派です。

私にとって「年賀状を書く時間」は「年末年始の特別な時間」で年に一度の楽しみ。

この1年の間に新しく出会った人、何かしらの時間を一緒に共有した人、年賀状でつながっている人など、一人ひとり思い浮かべてメッセージを書き綴る時間は、慌ただしく過ぎ去っていく毎日の中で、ふと立ち止まるきっかけを与えてくれるような気がします。

年賀状を書くことで、今年1年のさまざまな出会いやおもしろいご縁に再びときめいたり、あの人やその人の想いや心配りなどに改めて気づけたり、自分が今こうしていられることをありがたく思えたり、感謝の気持ちをちゃんと伝えられる機会になったりと、とても深く、豊かな時間になるからです。

とはいえ、実際にはそんなにゆったりと「年賀状を書く時間」を持つことができているわけではありません。

11月中頃から「そろそろ、年賀状を」と思いながらも、日々のことに追われ、結局は12月半ばになっても「まだ年賀状が出来ていない!」と頭の中で焦るばかり。郵便局が設定する「元旦到着のための投函期間」を過ぎてから、ようやく本格的に年賀状をつくり、書き始めます。

私の場合、年末年始は自宅で過ごすので、大晦日と元旦にテレビを観ながら、年賀状に住所とメッセージを書き綴るというのが、恒例行事になっています。そんな感じで、年賀状を書く時間を特別だと思いながらも、ドタバタと駆け抜けてしまうので、「一人ひとりにもっとじっくりとメッセージを書きたいなあ」という想いが、どこかにありました。

むしろ、大晦日やお正月のほうが、時間にも心にもゆとりを持って書けるのではないかと思ったので、「年賀状」以外に冬のお便りが何かないかなあと探していたら、「寒中見舞い」にたどり着きました。

年賀状と寒中見舞いの違いについて、私が調べた結果を簡潔にまとめてみました。

◎年賀状
目的/新年を祝うお手紙
期間/元日、遅くても1月7日まで

◎寒中見舞い
目的/寒さ厳しい冬の日、相手の健康を想い、書き綴るお手紙
期間/1月8日から2月3日頃まで

寒中見舞いといえば、喪中の場合や喪中の方に向けて送るイメージが強かったのですが、夏の暑中見舞いのように気軽に出せるお手紙です。

ウェブサイトでいろいろな投稿を調べていると、「新年のあいさつはSNSやメールで行い、じっくりメッセージを書きたい相手には後で寒中見舞いを送る」「年賀状より、『年賀状期間からずれて届く』&『めったに届かない』寒中見舞いのほうが印象に残りやすいので、活用している」など、さまざまな用途で楽しんでいる人がいました。

「年賀状を書かずに、寒中見舞いにする?」「仕事関係は年賀状、親しい相手には寒中見舞いと使い分ける?」などちらっと考えながらも、やっぱり今年も私は年賀状を書きます。

せっかくなので、もらった年賀状を読んでいて「おぉ!」「これは返事を書かなくては」と思いながらも、結局は1年後の年賀状で返事を書くというパターンになっていたものについて、寒中見舞いとして気持ちも話題もホットなうちに返事を書いてみようかなあと思います。
100円均一ショップで見つけた「スポンジスタンプ」に、青系のインクを付けて、ぽんぽんぽんと押してみました。雪? 雪だるま? なイメージです。
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レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
小森 利絵
フリーライター
お手紙イベント『おてがみぃと』主宰
編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。
HP:『えんを描く』
 
『おてがみぃと』
『関西ウーマン』とのコラボ企画で、一緒にお手紙を書く会『おてがみぃと』を2ヵ月に1度開催しています。開催告知は『関西ウーマン』をはじめ、Facebookページで行なっています。『おてがみぃと』FBページ

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