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真箏 まこと 元祇園芸妓/JAZZシンガー 真箏の部屋
祇園町にいた当初より数えきれないほど口にしてきた「おおきに」という言葉、京都弁で云う“感謝”の気持ちって改めて素晴らしいことだなぁって思う今日このごろどす。元祇園甲部芸妓「真箏」とシンガー「MAKOTO」として、幅広いジャンルにとらわれず芸能と共に歩んだ日々をFM京都のDJとして学んだ“…
真箏のおおきにコラム ライフスタイル 2016-04-13
ココロの年齢
今年も桜が、とても綺麗でした。

京都に生まれ京都に育ち、桜が咲いて散り、
翌年も同じように、浮かれるような風情がやってくるのが
当たり前だと思っていました。

しかし、自然とは、地球の運営の大切な存在で
無くてはならないものであり、
全てが生きてゆくための重要な役割を果たしてくれて
尚かつ、人のココロをも癒してくれて、
その存在って偉大どす〜。

若かりし時、
「自分がやってきた」とか「やってるねん!!」と思い込んでいた頃、
“生かさせてもろてる”と、人生の先輩に聞いたときは
正直、ポカーン。 「は?」って感じでした。
人間は偉いと思い込んでいる見本みたく・・・(恥!!)

しかし、頑張ることや何かが出来るのも、
いろんな物に恵まれていたから。
“生かされている”その全てに感謝であることに気がつきました!

本来、宇宙も地球も全てが相関存在として
それぞれの役割を果たしてこそ
やっとこさ、ひとつのパズルが出来上がるんだろうと、
少しづつ理解できてきたかなと思います。

ニュートリノだって、こうやっている今も
地球を、自分の身体をすり抜けている。

人間にどう関係があるのかよくわかりませんが、
宇宙的に意味があるから、
人間にもわかるように、質量が発見されたんだろうな。

そんな自然の相関存在を考えると、
やっぱり「足るを知る」って大切なことやなと 。


以前、聞いたお話ですが

自分でお魚を釣ってお客様に提供させてもらうという形で
営業をされているお店のご店主がいらっしゃり

ある日、一匹も釣れなくて 
「今日は休業かなぁ・・・」っと落ち込んでおられた時に、

それを見た中学生が
「こっちの方にお魚釣れるところがあるよ!」と
ボートに乗って案内してもらうと、

あらあらあら、おもしろいほど釣れだして、
我を忘れて、じゃんじゃん釣りに没頭する姿を見て、
その中学生は、ボートを動かして帰り始めたそうです。

ご店主が、「ちょっと待ってよ!」と言ったところ、
その中学生に、「おじさん、こんなに沢山釣ったって食べきれないでしょ?」
と言われてハっとされたそうです。

必要な分も釣れないから・・・と思って親切にしてもらった心に対し
楽しいからと命を粗末にしてしまいそうになった。
自分の心の未熟さに気づかされた。と仰っていたそうです。

自然の循環としても、海にも、
生きているお魚は無くてなならない存在。

普段から、冷静に生かさせてもらうことに対して、
必要なものが何なのかを考えると
とてもシンプルに「足るを知る」ことなんだと思います。

自然を守ること大切に思う気持。
在るものに“おおきに”どすね〜♡

師に年齢は関係無し!

 

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