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池田 千波留 パーソナリティ、ライター 香のん
(←プロフィールは写真をクリック)宝塚歌劇の魅力にぐいぐい迫っていきます!
タカラジェンヌ歳時記 趣味・カルチャー 2015-11-20
音楽の入り口タカラヅカ
私ごとで恐縮ですが、この10月からコミュニティFM局
エフエムあまがさきで新たに番組を担当させていただいています。
私独自のコーナーのBGMをスタッフが選んでくれました。
その中の一つに選ばれたのが「さよならを教えて」。
イントロを聴いたとたん、子どもの頃に見た宝塚歌劇の舞台を思い出しました。

雪組「Non Non Non」の一場面、トップスター汀夏子と高宮沙千がデュエットしたのが
「さよならを教えて」。
当時音楽は、レコードを買って聞くか、ラジオやテレビから流れてくるのを聞くものでした。
家族の誰かが洋楽好きか、もしくは本人が音楽に興味がなければ、
子どもが洋楽に触れる機会は少なかったと思います。

「Non Non Non」では「さよならを教えて」に日本語の歌詞がつけられていました。
ショーとはいえ、芝居仕立ての場面で歌われた「さよならを教えて」。
アンニュイなメロディに大人の歌詞、子どもながらしびれた記憶があります。
てっきり宝塚歌劇のオリジナル曲だとばかり思っていたら数年後、
フランス語の「さよならを教えて」を偶然耳にし、
宝塚オリジナルではなく、シャンソンの元歌があったと気がついたのでした。

おそらく、そんな経験をされた宝塚歌劇ファンは多いと思います。
古くは、日本初のレビュー『モン・パリ』で紹介された「モン・パリ」、
『華麗なる千拍子』の「幸福を売る男」など、
宝塚から発信された洋楽は多いのです。
そもそも、宝塚歌劇のテーマ曲とされている「すみれの花咲く頃」ですら
元歌はシャンソンですから。

先に名前を挙げた高宮沙千さん、愛称ピーコさんはユニークな声の持ち主でした。
宝塚ファン歴の長い私ですが、いまだに高宮さんに似た歌声の娘役さんを知りません。
ソプラノで歌い上げるタイプではない、どちらかと言えばジャズに向いた声だったと思います。
そのせいでしょうか、舞台でも様々な洋楽を歌っておられました。
雪組『ムッシュ・パピヨン』の「Kiss Me Honey Honey」、
雪組『ザ・レビュー』での「Baby Don't Get Hooked On Me」はことに印象的でした。
また、関西テレビで土曜の夕方放送していた宝塚歌劇の番組「ザ・タカラヅカ」で聞いた「Mr.Melody」、鳳蘭とのデュエット「Ever Green スター誕生のテーマ」などは、
本家を聞いた後も、高宮さんの声の方が合っているように思うほどです。

振り返ると宝塚歌劇に教えてもらった洋楽はたくさんあります。
『ノバ・ボサ・ノバ』の一場面での「ブラック・マジック・ウーマン」。
雪組『マンハッタン・ラグ』で尚すみれさんが歌っていた「Don't Mean a Thing」。
年に一度、開催されていた『愛読者大会』(野球で言うオールスターゲームのようなもの)で、みさとけいさん、麻実れいさん、鳳城ひろきさんの三人が歌った「荒野のならず者」が
ザ・スリー・ディグリーズを模したものだったことや、
「パローレ・パローレ」で数人の娘役に囲まれていた榛名由梨さんが
アラン・ドロンの役どころだったと、今ではわかります。

大地真央さんの歌った「ビギン・ザ・ビギン」、
朝香じゅんさんの「黒い炎」、
歌姫 峰丘奈知さんの「インディアン・ラブ・コール」も耳に残る歌声でした。

インターネットで音楽を検索したりダウンロードする際、
偶然検索に引っかかってきた別の音楽をもチェックできる現代、
音楽の間口は確実に広がっています。

それでも、宝塚歌劇ほど新旧洋邦さまざまなジャンルの音楽を取り入れた舞台は
なかなかありません。
今月の演目 月組『GOLDEN JAZZ』をご覧になって、
JAZZに目覚めるお子さんがいらっしゃるかも。
宝塚歌劇はいつの時代も音楽の入り口なのかもしれません。

 

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