歯ぎしりが気になる? |
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若葉のまぶしい季節の後には、もうすぐ梅雨がやってきます。 梅雨のジメジメにストレスをためる方も多いかもしれません。 人間はストレスをうまくコントロールするために、いくつかの方法を身につけています。 その1つが歯ぎしりです。 歯ぎしりといえば、寝ている間に上下の歯をぎりぎりさせることがイメージされやすいですが、 実は歯ぎしりにも種類があって、ぎりぎりさせる「グラインディング」のほかに、 上下の歯をカチカチ強く当てる「タッピング」や、 グーッと食いしばる「クレンチング」も歯ぎしりの一種です。 歯ぎしりはそもそも、私たちの体がストレスを発散する方法の1つだと言われています。 すなわちストレスから体を守る防御反応なのです。 健康な人でも多少は歯ぎしりをしますが、長時間にわたると起きた時に疲労を感じたり、 いろんな弊害をもたらしたり、と問題になってきます。 上下の歯を強く噛みしめると歯には自分の体重ほどの咬合力がかかると言われているので、 歯ぎしりを続けると歯や歯を支える歯周組織にも当然ダメージが加わりますし、 顎関節症を誘発する原因にもなります。 ひどい場合には歯が揺れたり、かぶせ物が割れたりすることもあるくらいです。 ではその異常な歯ぎしりがある場合、どうしたらよいのでしょうか? 歯ぎしりの原因が特定できずになかなか治まらない場合、 対症療法として使われるのがマウスピースです。 スプリント、ナイトガード、マウスガードなどとも呼ばれます。 歯科医院ではその人の歯型をとって作ることができます。 マウスピースの厚みを調整することもありますし、 また歯ぎしりが強い場合はすり減って穴があいてしまい再製が必要なこともありますので、 一度作ったらそれでおしまい、というのではなく、 定期的にお口の中と一緒にマウスピースも歯科医院でチェックしてもらいましょう。 根本的な解決のためには、歯ぎしりを生じさせるストレスの原因を知ること。 最近仕事が忙しいなあとか、人間関係に疲れてるなあとか、 まずはその原因を知ることは大切です。 そうすると、ストレス自体を減らしたり、別のストレス解消法を見つけられるかもしれません。 そうはいっても現代社会には自覚できないストレスもいっぱい。 そんな時はどうしたらいいのでしょうか? 歯ぎしりには寝ている間の姿勢も影響します。 高さの合わない枕を使うと歯ぎしりが起こりやすいと言われています。 体にあった寝具を選ぶことも歯ぎしりには有効です。 また寝る前によりリラックスできるように、ストレッチをしたり、 アロマを焚いたりしてみるのも1つです。 さらに、歯ぎしりにはお口周りの筋肉の体操が有効だと言われています。 下あごを突き出したり緩めたり、口を思いっきり横に広げたりすぼめたり、 舌を突き出すのもいいでしょう。 こうやってみると普段意外とお口周りの筋肉を十分動かせていないことにも気付きます。 最近は小顔体操なども雑誌やテレビでよく紹介されているので、 そういうのを参考にするのもいいかもしれません。 ただ、やり過ぎは禁物です!痛みを感じない程度から少しずつ始めていきましょう。 |
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