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バックスター ルミ バイリンガルライフコーチ RumiBaxter 私たちが「生きる」中で、たくさんの選択をしています。 その選択は、意識したものから無意識に選んでいるもの、とるに足らない小さな選択から人生の岐路に立たされた大きな選択まで、その種類も様々。「丁寧に生きる選択」というライフスタイルは、未来へのキーワードでもあります。 |
音色、記憶、そして彩り |
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冷たい雨と共に美しくも短い桜の季節は早くも次へと移り変わってしまった様ですね。同時に、それまではあまり気づかなかった木々の若葉が、そして新芽が日々成長していく様子が見受けられるようです。
皆様にとって、今年の桜の思い出はいかがでしたか?そして今年の桜の記憶はどのように刻まれていくのでしょう。 記憶とは日々移り変わる現実の中で、その彩りを少しずつ変えながら変化していくようでもあります。 去年の今頃の記憶はその時と今とでは少し違い、そして来年の今頃もまた、今とは違う。形に留めることのできない記憶とは、大切でありながらも、どこまでもはかないものなのかもしれません。 そんな一刻一刻変わる記憶に独特の彩りがあるとすれば、それを少しでも記録したいという思いで「記憶の彩り」と名した音楽の演奏会の計画が始まったのが去年でした。 ふとした言葉が会話となり、その会話から空想が広がり、一つ一つ現実になるような体験でした。 先日その演奏会が無事終わり、たくさんの思い出と共に今はまだその余韻に浸っています。 計画が現実に実行に移せるということは、そこに、数々の絡まりながらも着実に動いていく関係性があり、その中で生まれる奇跡のようなものでもあると思うのです。 それは小さなものから大きなものまで。 舞台となった「繋がる糸」をモチーフにした文化芸能ホールも、その絡まる奇跡の大きな一端を担ってくれました。何より、同じ目的に向かった同士の存在こそがかけがえのないものです。 繋がる糸は、一音一音が繋がり形になるという音楽の本質を表していますし、一つのプロジェクトを通して繋がり交差する人間模様のようでもあります。そして何より、自分自身の過去、今、未来を繋げるのも糸を紡ぎ繋げるようなものであると感じるのです。 日本には、美しい季節の繋がりと同時に美しい言語があり、数々の美しい言葉が存在します。 「音色」、この言葉は、その音の持つ特有な個性を、まるで無数の色の違いが存在するように音の質の違いとしてとらえる素晴らしい言葉だと思います。 同じ環境、ホールで、同じピアノという楽器がその日奏でた楽曲の数々、そしてそこに宿る色とりどりの感情をたっぷりと含んだ音色は、演奏者の数だけ存在したようです。その音色こそが、演奏者の個性を確実に音として表現したのでしょう。 その瞬間しか存在しない音、その連続の音楽、その記憶、それらは音楽が紡いでくれた数々のご縁の中、これからも私の中で鮮やかな彩りとして残っていくことでしょう。 「記憶の彩り」の思い出として。 |
![]() バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ 心理カウンセラーのバックグラウンドをいかし、英会話講師として「コミニケーションレッスン」を展開中。 半生を英国、ヨーロッパのライフスタイルに関わってきたことから、それらの経験をもとに独自のレッスンを提供している。「五感+plus」を使ってコミュニケーション能力を磨くレッスンは、本格的英国サロンで行われている。 RumiBaxter BROG:http://ameblo.jp/rumi-b/ |
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