セカンドオピニオンは患者さんの知る権利。でも乱用は信頼関係に傷がつく恐れも・・・ |
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セカンドオピニオンって、聞いたことはありますか? 「もう一人の意見」という意味ですが、 医療の現場では、一人の先生が決めた治療方針について、 他の先生の意見を聞くことを示しています。 では、歯医者の世界でたとえてみましょう。 歯を虫歯などで無くすとします。 そこの部分をA歯科医師は、両方の歯を削ってブリッジという被せを入れましょうと言います。 B歯科医師は、歯のない部分にインプラントを植えましょうと言います。 C歯科医師は、歯のない部分に矯正で他の歯を動かしましょうと言います。 D歯科医師は入れ歯をいれましょうと答えます。 このように、先生によって意見が異なる場合、 どの治療方針が患者さんにとって費用的にも、時間的にも最も良いか考える場合に、 いろいろな意見を聞くことは患者さんの権利でもあります。 ただ、患者さんによっては、 A歯科医師に治療をしてもらいたいけれど、B歯科医師の方法でやってほしいという意見や、 A歯科医師で治療してもらいたいけど、B歯科医師のクリニックの費用の方が安いから、 その値段でやってほしいなど、少し勘違いをされる方もいらっしゃいます。 患者さんと医師との間には信頼関係がなければ、良い治療はできません。 治療方針にご自身が納得されたら、医師との信頼関係を築くのにご本人の気持ちも大切です。 そして、双方が一生懸命、協力しあって治療を勧めることが、最良の治療結果につながります。 だた、進行性の病気の場合は、 ゆっくりとセカンドオピニオンを聞いている時間がない場合もあります。 そこは、冷静な判断が必要であると、注意してください。 また、最近ではネットでも情報が手に入りやすい環境が整っています。 それらについて患者さん自身が勉強して医師に質問をすることは、 これも「セカンドオピニオン」と言えます。 ですが、ネットの情報は専門家が書いているとは限りません。 いろいろな人が書いていることを理解して、利用すべきです。 いずれにせよ、自分の治療方針について、いろいろと情報を集めるのは患者さんの権利です。 ですが、治療を始めるならば、患者さんにも治療方針にぶれない気持ち、 医師と協力する気持ちが大切です。 |
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