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ガードナー 瑞穂 英会話講師エージェント 英会話アルテミス
アメリカ人の夫と今年で国際結婚生活11年目。2児の母。フロリダ ディズニーワールドにて勤務4年。日本へ帰国後、生まれ育った関西北摂地域で英会話講師のエージェントの仕事の傍らイラストレーターとして活動中。母として、働く女性として、アーティストとして3つの視線から書き綴る心のコラム。
いつも心に太陽を キャリアアップ 2015-07-15
日本を外側から見てみたい
『私は将来日本を外側から見てみたい。
旅行に行くのではなくて、その土地に住んでそこから日本という国がどのように見えるのか、
そこで生活していた過去の自分の生活をどのように感じるのか、
日本という私の根っこにある文化から切り離されて
遠くは慣れた全く違う国で自分というものがどう変化するのか、
それを私は将来体験してみたいのだ。』

これは私が中学3年生の時に望んでいた将来の夢である。

卒業文集にもこの思いを書き、
化学の先生が私の書いた文章に感動した!と卒業式に手紙をくれた。

このような事を卒業文集に書き、妄想を描いていたわりに、
英語の勉強を全くするでもなく時は過ぎ、
大人になった私はそんなことを夢見ていたことすら忘れてしまっていた。

20代初めから半ばにかけて私は日々悶々と悩んでいた。
当時の写真を見ると、悩んでいるのが良くわかるほどにどれも曇り空の顔つきをしている。

これから自分は何をしたいのか?
どう将来進んでゆけば良いのか?
わからないし決められない。

当時の私は周りの大人達に、
よくこんな質問をして困らせてしまっていたぐらい重症だった。
あなたがもし私の年齢だったら何をしたい?それをやってみようと思うの。

若さと多くの目の前の選択を、自分でもどうしたら良いか持て余してしまっていたのだ。
そして、「選択し決断する」という責任を自分で負うということにい何より恐怖を感じていた。

しかれたレールの学校を出て、
次のレールは自分で切り開いて開拓してゆかないといけないということを初めて迫られて、
袋小路に迷い込んだ状態だった。
もしくは自ら袋小路に隠れていたのかもしれない。

色々挑戦はしてみるが失敗に終わり、
ドンドン自己嫌悪に襲われて気持ちが落ち込んで引きこもりがちになっていた頃。
気分転換に部屋の大掃除をしていたら、この卒業文集が出て来たのだ。

『私は将来日本を外側から見てみたい』

その文章を読んで、これだ!この子の夢をとりあえず叶えてあげよう!
その先はその時に次が必ず見えるさと思い、ぱっと心が晴れたのを覚えている。

あの頃から10数年が過ぎ、
アメリカに住み、アメリカで働いて、
アメリカ人の夫と結婚して再来月には2人目の子供が生まれてくる。
自分でもこの人生の展開には驚いている。

全ての初まりは15歳の自分が書いた文に
水をやったらあれよあれよと芽が生えて、ここまで育ってしまったような人生だから。

日々英会話の仕事の中で様々な生徒の方達との出会いがある。
縁あってその方と私が人生の交差点で交差して今出会っているんだなと
その生徒の方の人生に何か残せる出会いを提供出来たらと思いながら仕事をしている。

長い期間英会話を続けられている生徒の方とは
担当講師も私も、その生徒の方の人生の節目に立ち会うこともある。

そんな時は特に友人のような、家族のような気持ちになる。
プロポーズ、結婚、離婚、出産、初孫、卒業、就職、退職、転職、海外への旅立ち。
出会いがあり、旅立ちがあり、その先には新しい出会いがある。
寂しいけれど、元気で頑張っておいでと見送る。
良い別れというものがこの仕事を始めてから何度もあった。

先日3年アルテミスで英会話を続けてくれている
若い女性の生徒の方が近くまで来たので家に遊びに来てくれて、
夫と三人で昼ご飯を食べながらゆっくり話をした。

この3年の間に彼女の人生に大きな変化が何度もあった。
そしてその一見不幸と思える変化は必然のように彼女を次の物語の章へと
前向きな方向に押し出していった。

「今年の9月にアイルランドに語学留学とワーキングホリディに行くことに決めたんです。」

出来るかぎり向こうに長期滞在したいと思っていると彼女は嬉しい報告を私たちにしてくれた。

その話を聞きながら
私は彼女の目の前にある未知の未来を想像しワクワクした。

アイルランドで色んなルーツ文化の人達との新しい出会い、
その中でのカルチャーショック、多くの経験と学びが。
これでもかと彼女に手招きしながら待ち構えていて、
そしてそこから大きく何処までも広がる大木の拡散の枝のように
新たなる彼女の人生のストーリーが繋がってゆく。

話を聞けばきくほどに、
いいなぁ、いいなぁと言う言葉が自然と私の口からこぼれた。
妊婦の私も大きなお腹を抱えながらも、
彼女についてアイルランドに留学しに行きたくなるくらいに(笑)

彼女が言った言葉が
さわやかなミントの葉の残り香のようにさわやかに今も私の心に残っている。

「何より私が楽しみなのは、
日本でもシャイな私が海外の言葉のも文化も違う国で生活をして、
自分がどう変わるのだろうかということなんです。
それがとても楽しみなんです。」

私も20代の頃アメリカへ行く前に、
同じようなことを思っていたことを思い出した。

そして今もなお海外にまた住んで日本を外側から見てみたい、
そんな自分をもう一度感じてみたいと思っている。

人生で唯一確実なものがあるとしたら、
全てのものは変化する変わるということである。

変わらないものなど存在しない。

人は変化を嫌う生き物だと言う。
嫌っても恐れても変わるものは変わるのだからもう無駄な抵抗はせず、
自ら飛び込んでいってしまった方が良いのではないかと私は思う。

若いうちは特に、自分をこういう人間だと、自分を自分でラベルを貼り型に押し込まずに、
ドンドン変化できるチャンスがあれば、勇気を持って自ら飛び込んで色んな経験をして
自分の変化を新しい自分を受け入れ楽しんでほしいと思う。
そうでないともったいない。

私もこれから何歳になっても柔軟な思考で、
自分の変化に常に挑戦しながら
驚きで満ちたマイストーリの新たなる章を綴リ続けたいと思っている。


英会話アルテミス豊中
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