押さえておきたいマザーグース
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![]() 押さえておきたいマザーグース Mother Goose
by Lucy Cousins Mother Goose を読んだ事がありますか?
Mother Goose は、英米を中心に親しまれている、英語の昔から伝わる童謡の総称。 映画や小説、絵本でも頻繁に引用されていますし、お店の名前になっていたりして、 日常生活にも深く浸透しています。 何故か日本では残酷なイメージがありますが、それは一部であって、 言葉遊びの楽しいものが沢山あります。 ロンドン橋も、キラキラ星も、メリーさんの羊も全部 Mother Gooseです。 意識せずに知っている歌も多いはず。 英米人の教養の基礎の1つとも言われていて、子ども向けに色々な絵本作家が Mother Goose(イギリスでは、Nursery Rhymes と呼ばれるのが一般的) の本を出版しています。 Maisy シリーズの Lucy Cousins、Snowman の Raymond Briggs、 Busytown の Richard Scarry、Frog and Toad の Arnold Robel などなど。 どれもとても素敵なイラストで、眺めるだけでも楽しめます。 1つ1つの歌は、とても短くて、繰り返しやライム(韻)のあるものが多い。 子どもむけの絵本のルーツのようなものかもしれません。 代表的な童謡の一つ Jack and Jill Jack and Jill went up the hill
To fetch a pail of water. Jack fell down and broke his crown, And Jill came tumbling after. Up Jack got, and home did trot, As fast as he could caper. To old Dame Dob, who patched his nob With vinegar and brown paper. Jack と Jillは、水を汲みに丘を登ります。
Jack が転んで頭を打って転がり落ちて、Jill も続いて転がり落ちて来ます。 Youtube で歌も聞くことができます。 今はとっても便利ですね! 難しいといって、敬遠される方も多いのですが、日本の童謡と同じで、 特に意味のない言葉遊びも多いみたい。 言葉は文化と深く結びついているので、英語を勉強するのであれば、 避けては通れないところ。 深く考えず、一冊手に取って、声に出して読んでみるのがオススメです。 きっと「そうだったんだ!」という発見があるし、 より深く英語を理解できて楽しめると思いますよ。 ![]()
谷津 いくこ
絵本専門士 絵本を原書で読んでみませんか?アートな絵本、心が豊かになる絵本、英語圏の文化に触れられる絵本などを紹介します。 StoryPlace HP:http://www.storyplace.jp Facebook:https://www.facebook.com/storyplacejp/ |
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