めを とじて みえるのは(マック・バーネット)
![]() |
|
![]() そうだったら素敵! めを とじて みえるのは
マック・バーネット(文) イザベル・アルスノー(絵) やっとやっと、雨がやんで、夏本番といった気候になってきました。
そうなると、ここ数年の猛暑に心と体が懲りているのか?寝苦しさとのたたかいが気になっちゃって。いかに寝つきをよくするか? 2年前からピラティスのクラスに通っているんですが、ここで教わったストレッチを寝る前にすると、寝つきがいいことに最近(今更)気がついて、ここ2週間ほど、海外ドラマ1話分視聴しながら、寝る前にストレッチをしています。 今回ご紹介する絵本も、眠る前の時間を描いたもの。まだ眠りたくなくて、パパを質問攻めにする女の子のお話です。 「ねえ、パパ、どうして、うみってあおいの?」 「あめ(雨)って、なあに?」 「どうしてはっぱは、いろがかわるの?」 これらは、女の子がパパに投げかけた質問です。本のトビラをめくると、冒頭、いきなり左のページから、とびきり太っちょのゴシック書体が、目をはるようなサイズでどかっと配置されています。 子供たちが発する、元気で、唐突で、ストレートな質問が文字として実体化したならば、確かにこんな形をしていそうです。一問一答形式で、次の見開きにはパパの回答が描かれている、その繰り返しが楽しいこの作品。 皆さんだったら、この問いに何と答えますか? 読む前に、自分なりの空想を働かせてみてから、読んでみても楽しいかもしれません。 ここに描かれているパパの回答は、全くのでたらめばかり。でも、どれも素敵な空想に溢れています。私たちが読んでも「そうだったら素敵!」と思っちゃうような。 古い時代の絵本を思わせる、「黒+カラーインク(2色刷り)」を模した落ち着いた色使い。 眠る前というシチュエーションにぴったりの手法とも言えますが、地味な印象で終わりかねないところを、この作品は、各見開きごとに違う色を黒に合わせているんですね。そこがまたオシャレ。 こんな素敵なでたらめだったら、大歓迎の大好物です!と言いたい(笑) ここに描かれるパパは、もしかしたら、著者そのものなんでしょうか。 子供でなくとも、最後の「どうして、ねなくちゃいけないの?」の答を読んで眠りにつけば、きっと幸せな夢を見て、気持ちよく朝を迎えられる気がします。 余談ですが、ピラティスのクラスで、丸ごと2年間お世話になったインストラクターの先生が退職したので、先月から別なクラスに通うことになったんですけれど、これがえらいこっちゃで。ついていくのに必死、というか、ついていけない上、毎度筋肉痛に襲われるっていう。 それが初級~中級って、嘘やろ。それこそ、でたらめと思いたい(汗) レベルアップすべく、何とか3年目のチャレンジを続けているところです。 めを とじて みえるのは
マック・バーネット(文) イザベル・アルスノー(絵) まつかわまゆみ(訳) 評論社 ![]() 恒松 明美
ギャラリーリール(GALLERY RiRE)店主 小説なら1日。映画なら2時間。絵本なら、長くても15分くらいでしょうか。 それでも小説や映画に負けないくらい、心が満たされる絵本があります。 毎日、時間がたりない…。そんな、忙しく働く女性にこそ、 絵本はよきパートナーとなってくれると思います。 毎日窮屈だな。ちょっと背伸びしてばかりだったかな。 「心の凝り」が気になる時におすすめの、絵本をご紹介します。 ギャラリーリール(GALLERY RiRE) |