関西ウーマン

永木恵美子
歯科矯正学博士きょうばし矯正歯科クリニック院長

For Your Smile 医療･ヘルシーライフ 2016-12-20

歯の「セルフ」ホワイトニングと病院でのホワイトニングの違い。

最近、セルフホワイトニングといって、ご自身の手でエステサロンのような場所で歯のホワイトニングをすることが流行っています。

セルフエステでしたら、そのような家電や化粧品を利用して、自分でやると安くできていいですね。また、セルフメイクサロンでしたら、いろいろな化粧品を気楽に試すことができて、これまた自分にピッタリのメイクを発見することにつながり、いいですね。

ですが、歯のホワイトニングはどうなんでしょう。。。。

そもそも、病院で医師の指導のもと処方される薬には、国の認可が下りているので、患者さん自身がスーパーで購入できるような薬とは全く質が異なるのです。つまり、「歯を白くするホワイトニング」の薬剤は資格を持った者でしか購入できず、医療機関でしか扱うことができません。

エステで行う「セルフホワイトニング」は黄ばみを分解する薬剤を使えず、ポリリン酸などの歯磨き粉と同じ成分を使っているため「歯の表面のお掃除」でしかありません。

少し話がずれますが、スーパーで購入するフッ素入りの歯磨き粉と、歯医者さんで購入できるフッ素入りの歯磨き粉はフッ素の濃度が歯医者さんで購入できるもののほうが随分と濃度が高く、効果も高いのです。

セルフホワイトニングという呼称も、無資格者が施術すると違法行為なので、お客様がすべて自己責任で施術するしかないのです。つまり、その薬剤がご自身の歯にあっているのか、ご自身で判断しないといけないのです。その効果も自己責任です。

しっかりとした薬剤、医療設備が整っていること、施術を担当するスタッフが歯科医師・歯科衛生士などの国家資格保有者であることが、効果のでるホワイトニングの最低条件です。。。。。。さて、あなたは、歯を白くしたいなら、どちらを選びますか？