関西ウーマン

森川美紀
カラーセラピスト Amanteur株式会社

アマンチュア~色彩と心のコラム癒し･セラピー 2014-11-19

見た目が変わると、周りが変わる

前回、私が無価値感から抜け出すきっかけとなったのが「色彩」という事をお伝えしましたが、
今回はその「色彩」について少し詳しくお伝えしたいと思います。

雨上がりや水やりの後にかかる虹、
例え小さくても、虹を見つけるとうれしい気持ちになりますよね。

太陽から降りそそぐ光に、霧状になった水滴が
プリズムの役割となって虹を見せてくれるわけですが、
実はあの虹、人間にしか見えていないんですよ！

そう思うと、ますます得した気分になりませんか？

虹の七色を「色」として認識しているのは私たち人間だけで、
なんと、犬は青と黄色、猫は青と緑の２色しか認識できないそうなんです。

七色の中で、大きな波長を持つのが赤、
赤よりさらに大きい波長の部分は赤外線と呼ばれ、熱を発します。

逆に、小さいさざ波のような波長は紫、そして紫よりもさらに小さい波長が紫外線。
日焼けやシワを作ったり、殺菌作用がある事でも知られていますよね。

このように、ある波長はそれぞれ固有の「効果」を持っているので、
その中で私たち人間が「色」として認識できる部分の波長こそ、
人として大切な何かを担っているのです。

前回のコラムで、動物との違いは「意識的に生きる事」とお伝えしました。

このことから私は、「意識的に生きる事」のサポートこそが色彩の役割であり、
HAPPYな毎日を送る
強い味方であると私は考えています。

近頃では、パソコンで「色」と検索すると一番に「色占い」と出てきます。
中々するどい事が書いてある場合もあって、とても面白いですよね！

私がカラーを勉強し始めたころは、色に関する情報は
今よりグンと少なかったので、身近に感じられてうれしく思います。
それと同時に、ちゃんとお伝えしていかなければと思う部分が出てきました。
それは、「色に意味を求めすぎない」という事です。

色彩についての情報が広がるに比例して、「色の意味」も浸透してきました。
確かに、色には固有の効果があるので、それを「意味」として解釈する事ができます。
でもそれは、色の持つ可能性のほんの数パーセントにすぎないと思うのです。

だから、「意味」を専攻させて色を選んだり、自分が選んだ色に関して定義づけてしまうと、
とてもとても勿体ないのです。

じゃあどうすれば？という声が聞こえてきそうですね。

答えは簡単です。
「似合う色を着て下さい、着たい色を着て下さい。」

簡単すぎて、驚かれましたか？
でも、色とはそういうものなのです。

似合う色は、元々持っている自分の色素（肌や目・髪）に合う色なので、
才能を引き出してくれます。
着たい色は、今の心とリンクしているので、ありのままの自分を表現する事ができます。
着たい色の中で、似合う色を身に着けるとより良いですね！

身に着ける色を変えると、当然ですが見た目が変わります。
見た目が変わると、まずは周りが変わります。

周りが、あなたが自分で気付いていてもいなくても、
ありのままのあなたとして接してきてくれます。

そんな風に、周りが引きだしてくれる事で、
自分らしさや本当の想いを気付かされる事に繋がるのです。

それって、自分の心をしっかり感じ、
周りの人とも心で繋がっていくのが感じられるとってもうれしい事！

意味に捕らわれず、気持ちのままに色を選んで、お洋服やインテリアに使っていく事で、
自分の思い込みを大きく超えた、HAPPYな日々がやってきますよ。

意味を考える事は、そこにほんの少しのエッセンスを落とすだけの事。
それよりも大切なのは、今惹かれる色はどんな色なのか、
その色を見てどんな風に感じるのか、
その時々の自分の気持ちにしっかりと触れてあげる事なのです。
ただそれだけで、無理なく自分らしさを手に入れる事ができますよ。

いかがでしたか？
色について、少しでも新しい発見をしていただけていたらうれしいです。

次回は、もっと自分を好きになる為に、肌についてお伝えしたいと思います。