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山下 弓
キャリアカウンセラー ライフプランニング・デュオ
| 品のある女性を目指そう(3)～こころがけ編 |
いよいよシリーズ第3弾は、こころがけのお話しです
例えば貴方が、会社の先輩としてちゃんと振る舞いなさいと言われたら、
どのように考えますか？
体育会系の先輩のごとく、後輩を呼び捨てに呼んでしまうでしょうか。
つい、相手に対して命令口調で話しかけたりするでしょうか。
◎自分より立場の弱い人にも 丁寧に接するよう心掛けましょう。
実は私が入社してまもなくの頃の話ですが、
会社の後輩男子を呼び捨てで呼んでいたことがありました。
男社会の世界でなめられたくない、負けていられない、
そんな気持ちが男性に対してそういう態度に出たのでしょう。
幸いお互いの間では、あだ名のような感覚で問題意識もなく
友好な人間関係を未だに続かせてもらっているのですが、
一度、取引先の業者さんの前で彼をいつもの調子で呼び捨てにしてしまい、
「社会人の先輩として言わせてもらうけど」と注意を受けた事があります。
「その姿は人として美しくないよ。自分がどんな立場であっても、
店員とか後輩とか、明らかに自分より立場の弱い人間に
丁寧に接する人は品が良く見えるんだよ」と。
私は知らず知らずのうちに尊大な態度をしていた自分が恥ずかしくなり、
早速改めようと反省しました。
ところが今まで、それがいつもの態度だったので、
今さら恥ずかしい気持ちがぬぐえません。
また一見、そんなにへりくだると、軽くみられるのではないかとも思いました。
だけどせっかく頂いたありがたいアドバイス、
心を入れ替えそう心掛けてみると、返ってきた反応は全くの反対でした。
相手を尊重し丁寧に接すれば接するほど、
相手もまたこちらを大事にして接してくれるのです。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」とはよくぞ言ったものです。
それ以来、この諺は私の大事な座右の銘となりました。
上司でも、親でも間違った時素直に非を認め、謝る姿はとても美しい。
正しいか、間違っているかを責めるのでなく、非を認め、
相手を尊重して丁寧に接するその姿を人は見てあなたを評価しているのです。
オフィスのビルをメンテナンスしてくれる清掃のスタッフ、
いつも美味しいご飯を作ってくれる社員食堂のおばちゃん、
その方々に丁寧に感謝の意を伝える所から始めてみませんか？
きっと、あなたを取り巻く世界が変わり、
品のある女性が受けるにふさわしい態度で接せられる事間違いなしです。
