8020ってご存知ですか? |
「8020運動」ってご存知ですか? 「8020運動」とは厚生労働省や日本歯科医師会により推進されている、健康で豊かな生活を送るために欠かせない歯を80歳で20本以上残すことを目標にした運動です。 20本以上の歯があるとおせんべいやフランスパン、お肉やごぼうなど、たいていのものをかむことができます。また80歳で20本以上の歯を持つ人は、なんでも好きなものを不自由なく食べることができるので、外で友人と食事をすることもいといません。 その結果、歯の数が少ない人に比べて社交的であったり、おしゃれであったり、常に機嫌がいいなどの傾向がみられるとの調査もあります。 「8020」を達成している人を「8020達成者」といいますが、「8020運動」が開始された当初、「8020達成者」は高齢者の10人に1人にも満たない状況でした。 しかしその割合は年々増加し、2011年の調査では4割近くに上ったことが厚生労働省の調査で分かったそうです。厚生労働省は6年に一度、その達成率を調べており、2011年の「8020達成者」の割合は38.3%で、2005年の調査(24.1%)より14ポイント以上も高くなったということです。 日本人の歯に対する意識や関心が高まったことが調査から分かり、本当にうれしい限りです。 ただ、残りの6割以上の人が未だ多くの歯を早期に失っていることは見逃せません。 では歯を失い始めるのはいつ頃からなのでしょうか? 年齢別の歯の本数を調べてみると、歯の本数が減り始めるのは40歳頃からであることが分かりました。つまり「8020」が達成できるかどうかの分岐点は40代である!と言えます。 20代、30代の方々も必ず40代を迎えますので、今から生活習慣を見直すことは大切です。 もちろん、40代を過ぎて既に何本かの歯を失っている方も今から歯が失われる速度を遅くすることができます。 私には関係ないこと…と無関心になっていたら、いつか大きなしわ寄せを味わってしまいかねません。ぜひ今から「8020」の達成目指して、歯の定期的なメンテナンスを行っていきましょう! では具体的にどうすればいいのでしょうか? 歯磨きは毎日しているし、私は大丈夫!と思っている方も、ぜひかかりつけ歯科での定期的なメンテナンスを受けましょう。 「虫歯になったら行く歯医者さんはあるけど、『また痛くなったらおいで』って言われるんです」という方、その歯科医院で虫歯予防や歯周病予防のためのメンテナンスを行ってくれるかどうか、尋ねてみましょう。ほとんどの歯科医院で定期的なメンテナンスもしてくれると思います。 また最近は唾液検査や細菌検査などを行った上で、患者さんそれぞれに合った予防プログラムを提案してくれるような歯科医院も増えてきました。 歯を一生守っていくためには、かかりつけ歯科という最強のパートナーを見つけることが大切です。歯科医院は「痛くなってから行くところ」から「悪く(痛く)ならないように通うところ」へシフトしています。 ぜひ皆さんも「悪く(痛く)ならないように通う」かかりつけ歯科医院を持ちましょう。 |
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