なかなか決められないあなたへ(2) |
何かを選択するとき、誰でも確実な判断をしたいと思うものです。 だから、「自分がどうしたいか」についてすごく考えるし、 持っている選択肢・対象についてもいろいろ吟味したり分析したりします。 でもね、 100%想定通りになる選択はほとんどありません。 だって、100%確実なことなんて、ほとんど存在しないから。 例えば、転職を例にとると、 「2年間こういう仕事をしてもらって、その後、こういう役職について頂きます」 なんて話を採用担当者からされたとしても、 本当にそうなるかどうかなんてわかりません。 ビジネスの変化や人事方針の変更などで、予定が変わるのはよくあることです。 極端なことを言うと、X年後、会社が存続しているかさえ、 100%保証できる人は誰もいません。 それでも、その会社に転職しよう、と決めることは、上記のようなリスクも含め、 (その選択肢を選ぶことで起こり得る)全てを受け入れると決心することです。 よいも悪いも引き受けることを決心すること。 見方を変えると、 リスクを引き受けることに躊躇しないだけの何かがあるとき、 その何かに惹かれているとき、 人はそれを選ぶことを決めるのだと思います。 その選択肢にトキメキを感じるか否か、とも言えますね。 だから、 この選択肢の方がこんなメリットがある、こんなデメリットがある・・・ と頭で考えているうちは、ちょっと違うような気がします。 もう1つ、選択について言えること、それは、 仮に、選択した結果が想定通りでなかったとしても、 それでも、それは、自分のありたい姿や得たいものに 近づいているということです。 なぜなら、 その選択肢が自分の望むものではなかったということは、 自分の選択肢の中から1つ消去することができる。 つまり、求める範囲が1つ狭まったといえるから。 また、 その選択肢が望むものでなかったと気づくことで、 自分の得たいものが何かが、よりクリアになるから。 だから、選択した結果が想定した通りでなかったとしても、落胆しないでください。 それは失敗ではなく、"成功"に1歩近づいたと言えるのです。 |
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