悲観的になりがちなとき、起こっていること |
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以前、あるクライアントさんが
「うまくいかないことが続いて、自信を失っている」 「モチベーションも下がっていて、何かやる気がしない」 「そこから出られなくなってしまった」 という話をされていました。 毎年、こういう状態に陥ることが1度くらいあるそうです。 そこから、いろいろ話をしたのですが、話している中で、2人で(クライアントさんと私とで)おもしろいことに気がつきました。 この状態に陥っているとき、クライアントさんが心の中でよくつぶやいているセリフは 「またやってしまった」 「またあかんかった」 「ああやっぱりダメだったか」 なのだとか。 逆に、うまくいっているときに、クライアントさんがよくつぶやいているセリフは 「できないはずがない」 なのだそうです。 両極端ですね! 更に、よく見てみると、ネガティブな状態に陥っているときのセリフは、「また」とか「やっぱり」とか、自分が「ダメであることを念押しする」ような言葉が付いているのがわかります。 心理学者であるマーティン・セリグマンは 『悲観的になりやすい人は、失敗や挫折の原因を「一時的(そのときだけのもの)」ではなく「永続的(ずっと続くもの)」と捉える傾向がある』
と言っていますが、まさにその状態に陥っているようです。
でも、本当に「また」「やっぱり」なの? そう考えてみると、ほとんどの場合、そうではないことがわかります。 クライアントさんも、過去の出来事において、うまくいったときとうまくいかなかったときを実際にカウントしてみると、うまくいったときの方が多いことがわかりました。 「あれ、本当だ。勝手に自分で自分を追い込んでいますね・・・」とおっしゃっていたのが印象的でした。 うまくいかないことが何度か続くと、私たちはどうしても、その状態がずっと続くような気がしてしまいます。 でも、そうじゃないのです。 そんなときは、自分の心の中のセリフに意識を向けてみましょう。 極端なセリフをしゃべっていませんか。 もし極端なセリフをしゃべっていたら、ちゃんと事実確認してみてくださいね。 |
![]() 小川 由佳
コーチ、研修講師業務改革のプロ、マネージャーとして、大手日系・外資系メーカー、コンサルティング会社に勤務。 その後、人材育成分野に転身。企業のリーダーに対してコーチングや研修を行い、企業の変革や個人の成長をサポート。研修受講者の満足度では講師中No.1となる。 娘の妊娠・出産を機に、今後の人生のあり方について見つめ直し、独立。 現在は、コーチングセッションや研修のサービスを通じて、クライアントさまが、自分に内在する力 ~能力や想い~ に気づき、自分の存在や行動に自信を持ち、自分らしい豊かな人生を切り拓いていくお手伝いをしている。 FAITH(フェイス) HP:http://office-faith.jp/ ![]() 小川 由佳 (著) 同文舘出版 女性がイキイキとリーダーシップを発揮していくための具体策!働く女性がつい1人で抱えがちな悩みや思い込みを解消して、 リーダーの仕事が楽しくなるヒントがたくさん!⇒購入はこちら |
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