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日帰り旅行は電車に乗って 関西編 (細川貂々)

日帰りで行ける場所がこんなにあるなんて

日帰り旅行は電車に乗って 関西編
細川貂々(著)
著者 細川貂々さんは元々は関東に住んでおられました。宝塚歌劇が好きすぎて、ご家族で宝塚市に引越してこられた貂々さん。

小学生の息子さんが電車好きだったこともあり、旦那様、息子さん、そして本の担当者さんの四人で繰り出した、電車での関西日帰り旅行の数々が紹介されています。

春には京都・嵯峨野や、明石、夏には比叡山や生駒山上、和歌山へ。

秋には高野山、吉野山、鞍馬、冬には関西国際空港や有馬温泉へ。

日帰りで行ける場所がこんなにあるなんて。

乗り換えのタイミングや、現地の見どころ、美味しい名物についてなども書かれていてガイドブックとしても役立ちます。

貂々さんたちが乗ったのは

京阪電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道、近畿日本鉄道(近鉄)、能勢電鉄、山陽電気鉄道、叡山電鉄(叡電)、阪堺電気軌道、伊賀鉄道、信楽高原鉄道、北条鉄道、水間鉄道、生駒ケーブル、南海電鉄、大阪市営地下鉄(現在のOsaka Metro)、大阪モノレール、神戸電鉄、JR環状線、嵯峨野トロッコ列車、京福電気鉄道嵐山線(嵐電)。(順不同、抜けがあったらごめんなさい)

私は生まれてこのかた、ずっと関西に住んでいます。兵庫県と大阪府に住み、兵庫県の学校に通い、就職先は大阪にありました。

ですから通勤通学、遠足などで関西の電車にはかなり乗っているつもりだったのですが、上にあげた赤文字の電車には乗ったことがありません。

名前も知らなかった鉄道もありました。これから一つ一つ乗ってみたいと思います。

特に乗りたいと思ったのは生駒ケーブル。車両が可愛いのです。

ブル号(ブルドッグ)、ミケ号(猫)、スイート号(お菓子)、ドレミ号があって、ブル号とミケ号はすれ違うときに「ワンワン!」「ニャーン、ニャーン」と挨拶し合うんだとか。

ぜひブル号に乗りたいわ。

その次に乗ってみたいのは、関西国際空港まで走っている南海電車のラピート!

1994年にラピートが始動して以来、乗りたい乗りたいと思いながら、関西国際空港に用事があるときはついつい車で出かけるので、一度も乗ったことがないのです。

遠足のつもりで、乗りに行こうっと。

一方、自分が乗ったことがある電車で、よく行く場所が紹介されているととても嬉しかったです。

例えば、阪神梅田駅のジューススタンドや、阪堺電車(チンチン電車)で行く堺市の「かん袋」など。

「そうなのよ、そのお店のそれ、美味しいのよね〜」

と、思わずニコニコしながら読みました。

そんな楽しい『日帰り旅行は電車に乗って』の中で、たった一つだけ、生理的に受け付けられないページがありました。

それは嵐山へのお花見を描いたページ。

貂々さんたちが住む宝塚から嵐山までの、阪急電車の乗り継ぎの図が、どうみてもおかしい!!

そのまま写メを載せるのは何かと問題がありそうなので、ざっくりと私の下手な絵で再現しますね。

このように描かれているのです。
(↓細川貂々さん『日帰り旅行は電車に乗って 関西編』 P10より模写)
いやん、気持ち悪い。
こうでないと。
変なところにイチャモンつけてスミマセン。

ちなみに、日帰り旅行などには縁がないと思っていた我が家の最寄駅の名前が紹介されていて、ビックリしました。

なんだか晴れがましい。
日帰り旅行は電車に乗って 関西編
細川貂々(著)
ミシマ社
嵯峨野トロッコ列車、山陽電車、忍者電車、たま電車、叡山電車、能勢電鉄、近鉄、神戸電鉄、大阪モノレール、阪神電車…etc.に乗って、嵐山、明石、伊賀上野、和歌山、鞍馬、妙見の森、吉野、有馬温泉、万博記念公園、甲子園球場…etc.いろんなところに行ってきました!春夏秋冬を楽しみながら、ぶらり電車の旅。 出典:楽天
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池田 千波留
パーソナリティ・ライター

コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。
BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」

パーソナリティ千波留の
『読書ダイアリー』

ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HPAmazon

 



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