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子どもに読み聞かせる絵本 by Goodnight moon

子どもに読み聞かせる絵本

Goodnight Moon
by Margaret Wise Brown
英語の勉強は何歳から始めるのが適当か、いろいろな議論があります。

この仕事を始めるまでは、 子どもに英語教育をする必要は無いのではないかと思っていました。

まず母国語で専門的な知識を身につける事が大切で、 外国語はコミュニケーションの手段として、 ある程度のレベル出来れば良いのではないかと。

しかし、大人になってから、「ある程度のレベル」まで外国語を取得するのは大変。

いろいろな英語学習法や、英語学校がこんなに沢山あるのに、 日本人で英語である程度のコミュニケーションが取れる人は決して多くない。

これからは、英語が当たり前に必要になる事を考えると、 日本語と同じに乳幼児から始めるのが理想だと考えるようになりました。

この時期は、言語取得にとても重要だと考えられています。

赤ちゃんの頃から、英語の絵本も読み聞かせて、音に慣れさせてあげます。

1分から5分ほどの短い時間で十分なので、毎日の習慣にします。

お母さんもお父さんも日本人で、日本で暮らしているなら、 耳に入る言葉は日本語の方が圧倒的に多いので、子どもが混乱する心配もないみたい。

子どもの頃に英語を習っても、忘れてしまうのではないか、という疑問も良く聞きます。

もちろん続ける事で英語力が身に付くのですが、小さい頃に聞いた音は記憶に残ります。

通用する発音を身につけるために、子どもの時に英語を聞く事はとても大切。

発音に自信が無い方でも、 CDやYoutubeの動画などを利用すれば、生きた英語を聞くことができます。

そんな場合でも、子どもが興味を持って聞くために、身近な人がそばに一緒に居てあげてくださいね。

乳幼児用には、布絵本や、お風呂でも使えるプラスチックの絵本、 丈夫な厚紙のボードブックなどがオススメ。

1歳を過ぎたころからは、1ページに数個の単語が入った、 予測しやすい単純なお話の絵本を読んであげます。

ご紹介したいのは、 1947年に出版されてから、今でも売れ続けているGoodnightMoonです。

3歳から4歳くらいの子どもに。眠る前に読んであげるのにぴったりの絵本。

うさぎの子どもがベッドの中に入っています。

まず部屋の中にあるものを紹介して、 順番に「Goodnight」を言っていきます。

イラストがとても可愛い。韻をふんだ文章も詩的で素敵なので、大人も楽しめます。

お部屋の中には、どのページにも小さいネズミが居て、 いつも移動しているので、一緒に探すのも楽しいですよ。
Goodnightroom
Goodnightmoon
Goodnightcowjumpingoverthemoon
だんだん灯りが消えていって、 最後には窓の外の月と星の灯りを残して真っ暗になります。

ぐっすり眠れそうですね。

こんな素敵な絵本に小さい頃からなじんでいれば、 英語に自然に親しむ事ができるのではないでしょうか。

これから子どもを持たれる方、ぜひ英語の絵本も読んであげてくださいね。
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谷津 いくこ
絵本専門士

絵本を原書で読んでみませんか?アートな絵本、心が豊かになる絵本、英語圏の文化に触れられる絵本などを紹介します。
StoryPlace
HP:http://www.storyplace.jp
Facebook:https://www.facebook.com/storyplacejp/



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