声に出して読んでみる絵本(The Cat in the Hat)
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![]() 声に出して読んでみる絵本 The Cat in the Hat
by Dr.Seuss 英語の発音って難しいですよね。
日本語の「あいうえお」と違って、アルファベットは単語によって読み方も違います。 ネイティブの子どもだって覚えるのが大変。 本が読めるようになる年齢は、日本よりアメリカの方が遅いそうです。 絵本なら、ひらがなだけ覚えれば読めますものね。 漢字があるために、大人向けに書かれた本が読めるようになる年齢は、逆に日本の方が遅い。 言葉を知っていても、漢字を知らないと読めません。 母国語を学ぶ時には、生活の中で音で覚えた言葉を、文字に置き換えていきます。 でも、英語を勉強する時には、文字を先に覚えて、発音は軽視されがち。 受験には音が出てこないためかもしれません。 実際に英語でコミュニケーションをとるには、もちろん発音が大事です。 音と言葉を一緒に楽しく頭に入れられるのが、Dr.Seussの絵本です。 Dr.Seussの絵本は、アメリカの7歳くらいまでの国語教育の定番。 日本でいうとドラえもんくらい有名です。 中でも有名なThe Cat in the Hatは、 子どものうちに覚えておくべき単語を使って作られた不思議なお話。 タイトルも、CatとHatが韻になっています。 雨の日に家でお留守番をしている兄妹のところに、 ストライプの帽子をかぶったCat in the Hatがやってきます。 二人を楽しませようと色々な事をするのですが、家の中がぐちゃぐちゃに… Green Eggs and Hamは、映画「アイ・アム・サム」の中で、 サムが娘に読聞かせている本です。 はじまりは、映画のタイトルと同じI am Sam。 I am Samと書かれたボードがひっくり返って、Sam I amになり、 これが主人公にGreen Eggs and Hamをしつこく勧める変な生き物の名前、 Sam-I-am になります。 Dr.Seussの絵本には、架空の生き物が沢山でてきます。 イラストも独特なのですが、見慣れてくると不思議にとても可愛く見えてきます。 アメリカの子どもたちに長く愛されているのも分かります。 Hop on Popもシンプルで楽しい。 HOP POP
We like to hop. We like to hop on top of Pop. STOP You must not hop on Pop. (Dr. Seuss Hop on Pop HarperCollins Publishers Limited 1964 page 40 - 41) 不思議な生き物Popの上で飛び跳ねていた二人が怒られるシーン。
声に出して読むのがオススメです。 お勉強というのではなく、ユーモアがいっぱいで、英語に親しめる絵本ですよ。 ![]()
谷津 いくこ
絵本専門士 絵本を原書で読んでみませんか?アートな絵本、心が豊かになる絵本、英語圏の文化に触れられる絵本などを紹介します。 StoryPlace HP:http://www.storyplace.jp Facebook:https://www.facebook.com/storyplacejp/ |