職場では泣くべきでない?! |
部下を叱ったら、その部下が涙目になった・・・。
こんなシーンに遭遇したら、あなたはどんなことを思うでしょうか。 以前の私は、正直「困ったなあ」って思っていました。 私自身、「上司に怒られても絶対に泣かない」と決めていました。 「泣くことは、イコール、相手への甘えである」 「泣くことで、相手の許しを得ようとしている」 そんな思いがあったのです。 そして、自分が自分に禁止している分、相手が泣くのを見ても、「職場で泣くなんて、どうよ」と思っていたのでした。 が、あるとき、参加したセミナーで、 「職場で泣くべきではない」 というテーマについて、チームでディスカッションする機会がありまして。 このとき、テーマに対するチームメンバー5人の反応が様々だったことに驚きました。 1人は「うん、わかるわかる」という反応だったのに対し、2人は「え、なぜ泣くことがいけないの?」と驚いた様子。 一方、私は、5人中2人の人が「なぜ?」と反応したことにびっくり。 無意識に、私は「職場で泣くべきではない」というのが"世の中の主流の価値観だろう"と思っていたようです。 それに対し、実際はチームの半分近くの人がそう思っていないことを知って、驚いたのでした。 「泣くことは、イコール、相手への甘えである」 「泣くことで、相手の許しを得ようとしている」 というのは、どうやら私の思い込みだったようです。 チームでディスカッションしてみると、泣くことが本人にとって必ずしも「甘え」でないことがわかります。 自分に対する悔し涙であったり。 単なる生理現象であったり。 涙が出る理由はいろいろとあるようです。 自分という閉じられた世界で、思い込んでいることって、意外とあります。 閉じられた世界から出て、いろんな人と話をしてみると、それが、必ずしも真実ではないことに気づかされます。 実は、今自分が当たり前に思っていることは、当たり前じゃないかも。 思い込みに過ぎないのかも。 特に、相手にイライラ・モヤモヤするときは、そういう目線を持つことも大切ですね。 |
小川 由佳
コーチ、研修講師業務改革のプロ、マネージャーとして、大手日系・外資系メーカー、コンサルティング会社に勤務。 その後、人材育成分野に転身。企業のリーダーに対してコーチングや研修を行い、企業の変革や個人の成長をサポート。研修受講者の満足度では講師中No.1となる。 娘の妊娠・出産を機に、今後の人生のあり方について見つめ直し、独立。 現在は、コーチングセッションや研修のサービスを通じて、クライアントさまが、自分に内在する力 ~能力や想い~ に気づき、自分の存在や行動に自信を持ち、自分らしい豊かな人生を切り拓いていくお手伝いをしている。 FAITH(フェイス) HP:http://office-faith.jp/
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