どうやって周りを巻き込めばいいか? |
私は、仕事上、管理職の方のご相談にのることが多いのですが、相談の1つとして「どうやって周りを巻き込めばいいか?」というご質問をいただくことがあります。
そんな「巻き込む」ということについて、「ああこういうことって大事だな」と思う出来事が最近あったので、今回はその出来事について書きますね。 先日、経営者やそのコンサルタントを対象にしたある講座を受けに行ったのですが、行ってみると、その講座の講師の方は見るからに若い人でした。 たぶん、30歳くらい? で、即座に思ってしまったのです、 「この人、大丈夫かな?」 「今回のテーマは『経営やそれにまつわる組織作り』なのに、この人の話を聞く価値はあるのかな?」 って。 (失礼な話ですね、ごめんなさい><) でもね、講座の最初の30分くらいが経った頃には、その思いは、いい意味で覆されました。 きっかけは、彼が自分の失敗談を語ったこと。 それも、その失敗の状況がこちらの頭の中に画像としてイメージできるほど、生々しく。 見た目の若さとは異なり、彼が経験した失敗はけっこう衝撃的なものだったのです。 それからです、彼に対する私の認識が変わったのは。 その失敗談を聞いた後、私の中で彼は「話を聞くに値する人」になりました。 現金なものだと自分でも思いますが、でも、これって真実だと思うのですね。 人はまず第1印象で、相手を判断しがちであること。 そして、そんな中で人を巻き込むには、自己開示、つまり、自分をさらけ出すことがとても大事であること。 とあるパブリックスピーキングの講座では、「聞き手は、話し手の自己開示のストーリーの中に自分自身を見つけた(自己投影した)とき、話し手に共感する」と話されていましたが、 まさにこれですね。 自己開示って、けっこう勇気がいります。 特に、上司にあたる人が部下に対して、自分の失敗談を語るなんていう場合。 「なめられたらどうしよう」 「大してできないんだなって思われたら、どうしよう」 って、一抹の恐怖や不安を感じてしまいますよね。 でも、その恐怖や不安を乗り越えたとき、そこには相手との新たな関係が生まれているのではないかと思います。 |
小川 由佳
コーチ、研修講師業務改革のプロ、マネージャーとして、大手日系・外資系メーカー、コンサルティング会社に勤務。 その後、人材育成分野に転身。企業のリーダーに対してコーチングや研修を行い、企業の変革や個人の成長をサポート。研修受講者の満足度では講師中No.1となる。 娘の妊娠・出産を機に、今後の人生のあり方について見つめ直し、独立。 現在は、コーチングセッションや研修のサービスを通じて、クライアントさまが、自分に内在する力 ~能力や想い~ に気づき、自分の存在や行動に自信を持ち、自分らしい豊かな人生を切り拓いていくお手伝いをしている。 FAITH(フェイス) HP:http://office-faith.jp/
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