関西で働く女性のライフスタイルマガジン［関西ウーマン］

コーチングのクライアントさんのお話を伺いながらよく感じるのは、今辿り着いているところが1年前の時点で想像できたかというと、必ずしもそうではないこと。

そう、今いる景色は、1年前には見えていなかった景色だったりするのですね。

それって、ちょうど山登りのようなもの。

登り始めは、先の方が見えなくて不安。あまりに大変そうで、怖くなって、登るのをやめようかとさえ思います。

でも、登り始めてみると、入口では見かけなかった草花を見つけたり、動物を発見したり。

来てみると、まんざら悪くない。楽しい。

また、途中、道がいくつかにわかれていたりして、そこでまた、自分の経路を選ぶことができます。

選んだ道によっては、当初予定していた山の山頂ではなく、隣の山へ目指すことになるかもしれません。

人生もそんなものだと思うのです。

１つ、言えるのは、一歩踏み出してみないことには、草花も動物も、いくつかにわかれる道も知りえないということ。

じっと入口にとどまっている限りは、そこで見えるものでしか判断できないのですね。

未来もそれと同じ。

今の時点で、
「先が見えない」
「どうなるか不安」
「結局、・・・なんじゃないか」
って思って、動かずにいたり、可能性を諦めてしまうのは、もったいないです。

だって、今の自分が知らないこと、気づけていないことなんて、山のようにあるから。

今、知覚していることは、今の自分で知覚できることに過ぎない。

言い換えると、
今の自分では知覚できていないこと、知らないことが、まだまだたくさんある。

そんなことを心に留めて、恐れや不安を乗り越え、未来へ向かって一歩を進めるといいなあと思っています。