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小川 由佳 コーチ、研修講師 FAITH(フェイス)
プロコーチ小川由佳が、自分らしく仕事や人生を花開かせるためのヒントをお届けします。
働く女性の自分らしい生き方入門 メンタルカウンセリング 2017-11-28
回り道をしてもいい
少し古い話で恐縮ですが、iPS細胞の研究で有名な山中教授が、以前、某テレビ番組で語っていたメッセージがとても印象に残っているので、今回のコラムで書こうと思います。

そのメッセージとは、(文言を正確には覚えていないのですが)

「回り道をしてもいい。直線で進まなくてもいい」

「面白いと思ったら寄り道し、違うと思ったらやめてもいい」


というもの。

山中教授もiPS細胞の研究に至るまで相当回り道をしてきたと、その番組の中で話されていました。

整形外科医を志したものの、手術が苦手で「ジャマナカ」というあだなを付けられた話。

研究者に転向したものの、うまくいかず、うつ状態になった話。

研究者を辞めて、医者に戻ろうかと考えた話。

そんな紆余曲折を経ての、iPS細胞の開発。


テレビを見ていて、とても勇気づけられるものがありました。

「早くやりたいことを見つけて取り組まないと、手遅れになってしまうんじゃないか」

自分の進むべきを見つけたいというテーマをお持ちのクライアントさんには、そのような焦りをお持ちの方がけっこういらっしゃいます。

その気持ち、とてもよくわかります。

私自身、20代から30代前半にかけて、

「早いうちにやりたいことを見つけないといけない」

「やりたいことがはっきりしないまま、時間を費やしているのは無駄じゃないのか。だからといって、何をしたいのかよくわからない(泣)」

そんな焦りや不安・葛藤を抱えながら、自分の進むべき道を模索していました。

でも、40代も後半になった今、振り返ると、「経験してきたことは、一見遠回りでも、何1つ無駄なことはなかったなあ」と心の底から思えます。

今、自分の天職だと思える仕事をしていますが、過去経験してきたことが全て今の仕事に役立っているのです。

そして、「回り道をしてきた」という山中教授が、ノーベル賞受賞という快挙を成し遂げられたことを知って、なお一層、その思いを強くしました。

「人間万事塞翁が馬」 

これが、山中教授の座右の銘だそう。

確かに「人間万事塞翁が馬」。

それを知っていれば、人生の出来事を、大きな目、長い目で捉えることが出来そうですね。

日々、焦らずにいきたいですね^^
プロコーチ小川由佳が、自分らしく仕事や人生を花開かせるためのヒントをお届けします。
小川 由佳
コーチ、研修講師
業務改革のプロ、マネージャーとして、大手日系・外資系メーカー、コンサルティング会社に勤務。 その後、人材育成分野に転身。企業のリーダーに対してコーチングや研修を行い、企業の変革や個人の成長をサポート。研修受講者の満足度では講師中No.1となる。 娘の妊娠・出産を機に、今後の人生のあり方について見つめ直し、独立。 現在は、コーチングセッションや研修のサービスを通じて、クライアントさまが、自分に内在する力 ~能力や想い~ に気づき、自分の存在や行動に自信を持ち、自分らしい豊かな人生を切り拓いていくお手伝いをしている。
FAITH(フェイス)
HP:http://office-faith.jp/
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