感情を相殺しようとするから苦しくなる |
多くの場合、1人の人に対する感情には、プラスの感情とマイナスの感情の両方があります。 例えば、親に対する感情。 「こんなことをしてもらった」「あんなこともしてもらった」という感謝がある一方で、「こんなことをされて傷ついた」「振り回された」と恨めしく思う気持ちもあったりします。 感謝は感謝。恨めしさは恨めしさ。 それはそれ。これはこれ。 1人の人に対する感情であったとしても、それぞれ別物です。 なのに、これらの感情を相殺しようとすると、話がややこしくなります。 「イヤなところもあるけれど、こんなイイところもあるから、帳消しにしてあげなきゃ」 「好きにならなきゃ」 「ネガティブな感情を持ってはいけない」 そう思って、イイことでイヤなことをフタしようとすると、苦しいです。 イヤなことはイヤでいいのです。 イイことはイイでいいのです。 相殺して、「イイこともしてくれたんだから、ネガティブな気持ちを持っちゃいけない」と考えるから、苦しくなるのです。 それは、まさに昔の私。 私は、昔、親への気持ちを相殺しようとしていました。 感情の起伏が激しくワンマンで、子供としては付き合いづらかった父。 父にはこんないいところもあるのに・・・と、父へのネガティブな感情を捨てられない私を、責めたりしていました。 苦しかったですねえ。 今は、それはそれ、これはこれと、分けて考えられるようになり、ラクになりました。 イヤだったことはイヤだったこと。 有難かったことは有難かったこと。 それはそれで事実だし、そこから生じた感情も事実。 ありのまま受け止めても、いいのではないでしょうか。 その方が、ラクだと思っています。 |
プロコーチ小川由佳が、自分らしく仕事や人生を花開かせるためのヒントをお届けします。
小川 由佳
コーチ、研修講師業務改革のプロ、マネージャーとして、大手日系・外資系メーカー、コンサルティング会社に勤務。 その後、人材育成分野に転身。企業のリーダーに対してコーチングや研修を行い、企業の変革や個人の成長をサポート。研修受講者の満足度では講師中No.1となる。 娘の妊娠・出産を機に、今後の人生のあり方について見つめ直し、独立。 現在は、コーチングセッションや研修のサービスを通じて、クライアントさまが、自分に内在する力 ~能力や想い~ に気づき、自分の存在や行動に自信を持ち、自分らしい豊かな人生を切り拓いていくお手伝いをしている。 FAITH(フェイス) HP:http://office-faith.jp/
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