心の中で思っていても、言葉や行動で表さない限り伝わらない |
以前、バスに乗ったときのこと。 私の横には、お腹の大きな妊婦さんが立っていて、 その前には30代くらいの男性が優先座席に座っていました。 「妊婦さんに、席を代わってあげればいいのに」 男性に対するそんなセリフが 自分の中で浮かんでは消え、浮かんでは消え・・・していました。 10分くらい過ぎたとき、男性が急に立ち上がりました。 「あ、降りるんだ」と思いきや、 妊婦さんの方へ向いて「どうぞ」。 妊婦さんへ席を譲ったのです。 きっとその男性は気になっていたのでしょう。 妊婦さんが立っていることを。 10分くらいの間、きっと「どうしよう」って迷っていたのでしょう。 席を代わるかどうかということを。 その迷いの中には、「声をかけるのが恥ずかしい」とか「もし拒否されたら居心地悪い」とか、 いろんな思いが交錯していたのかもしれません。 その男性は、 妊婦さんのことを気遣える、優しい心の持ち主だったのでしょう。 でも、心の中で迷っていたかもしれない、その10分程の間、 傍で立っていた私の目には、その男性のことが、 「妊婦さんに席を代わってあげない人。気遣いできない人」と映っていました。 もしかしたら、妊婦さんの目にも、そんな風に映っていたかもしれません。 いくら心の中で思っても、言葉や行動に出さない限り、 相手には、自分以外の人には、伝わらない。 そのことに気づかされた出来事でした。 もし彼が行動しなかったら、私も、また妊婦さんも、 その男性が、「席を代わろうかな」という優しい気持ちを胸に抱いていたことなど、 微塵も知ることなく、一生を終えたでしょう。 「一生を終えた」などと、大げさな言い方かもしれませんね(^^) でも、実際、自分の気持ちを素直に、言葉や行動として出さなかったがために、 人と「真実」に立脚した関係を築けないまま終わることって、多々あると思うのです。 気持ちを、素直に言葉や行動で表すこと。 ちょっと勇気を出してみることで、 変わる世界があるかもしれませんよ^^ |
小川 由佳 働く女性の自分らしい生き方入門 コラム一覧>> |
メンタルカウンセリング | |
死ぬ前に語られる後悔 トップ5 |
メンタルカウンセリング | |
心の中で思っていても、言葉や行動で表さない限り伝わらない |
メンタルカウンセリング | |
起こっていることは、実はとてもシンプル |
おすすめのコラム
コラムのジャンル一覧
[アンチエイジング]
[アート・芸術]
[キャリアアップ]
[ビューティ・美容]
[ファッション]
[ヘルシーライフ]
[メンタルカウンセリング]
[ライフスタイル]
[ロハス・ナチュラルライフ]
[医療・ヘルシーライフ]
[恋愛・結婚]
[投資・貯蓄]
[癒し・セラピー]
[経営サポート]
[育児・子育て]
[起業・開業支援]
[趣味・カルチャー]