欠点が武器になる |
以前、テレビで、長野五輪ラージヒル金メダルの船木和喜選手を 取り上げた番組があったのですが、 おもしろくて、つい食い入るように見てしまいました。 = = = 船木選手、実は、ジャンプするときの姿勢が猫背で、 若い頃、「それが致命的な欠点だ」と言われたのだそうです。 だから、彼が世界強豪と闘うレベルにいくのは無理だと・・・。 そう言われた船木選手は自分の「欠点」を直そうとするのですが、なかなか直らない。 ですが、彼のコーチとなった八木弘和さんは、 違う発想で、船木さんの「欠点」に目を付けます。 「姿勢を低くして飛ぶというやり方をすれば、その欠点が逆に武器になる」 航空工学的に、その姿勢で飛べば、遠くまで飛べるとのこと。 一方で、姿勢を低くして飛ぶというのは、より斜面に近づく姿勢となるので、 選手にとって恐怖心との戦いだそうです。 船木選手は、八木コーチと共に、自分の欠点を武器にすることに取り組み、 結局、世界一美しいフォームと言われるまでになり、金メダルを取るのです。 = = = 「資質にはよいも悪いもない。 それをうまく使えれば強み、うまく使えなければ弱みになる」 セッションで、資質(自分の行動や感じ方・考え方の傾向、パターン、クセ)を扱うとき、 私がクライアントさんによくお話しすることです。 自分の欠点や短所といったものについて、悩んでいる方、気にされている方は、 よくいらっしゃいます。 「それはいけないことだ。直さなければいけない」 「そんな欠点や短所を持っている自分ではいけない。 よりよい自分になるために、取り除かなければいけない」 そう思っていらっしゃるのですね。 でも、それってしんどくはないでしょうか。 なぜって、自分の一部を否定することになるから。 私自身、若い頃、「人の気持ちや空気を読もうとしてしまう」自分が、 嫌で嫌でたまりませんでした。 自分が、人の顔色を伺おうとしているような気がして、悩んだこともあります。 でも、 「資質にはよいも悪いもない。 それをうまく使えれば強み、うまく使えなければ弱みになる」 ということを学び、気がラクになりました。 そして、今、自分が講師やコーチという仕事をする上で、 「人の気持ちや空気を読もうとしてしまう」資質が、逆に武器として活きています。 もし、「自分のこんなところが嫌だ」、「欠点や短所」と思うことがあったら、 それが逆にどう活かせるのか、考えてみるのもいいと思います。 欠点や短所と思うことを、ポジティブな言葉で言い換えてみるのもいいですね。 新しい発見があるのではないかなと思いますよ^^ |
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